霊感や霊能、あるいはスピリチュアルの分野に興味や知識のある人へ、イタコについて聞くと「死者（故人）の霊体を降ろす霊媒術を得意としている」と答えることでしょう。

もちろん、それは正解です。亡くなった人の霊体をあの世から呼び寄せて自分の身体に降ろし（憑依させて）、死者の思いを語る口寄せの術がイタコの最もよく知られた霊能の力です。

実際に、恐山のイタコマチに足を運び、死者の口寄せを依頼した人もいることでしょう。

ですがイタコの力は、なにも死者の霊体を降ろすのみに留まらないのです。

生きている人の霊体、すなわち生き霊を憑依させてその意思を語らせることも得意としています。

ではなぜ、イタコは生き霊の降霊でも実績を示すことが出来るのでしょうか。

それは死者であれ生者であれ、霊体をその身に降ろすという行為自体に違いはなく、イタコが積んだ修行の結果として、いかなる霊体でも憑依させることが可能な点にあります。

一般的な霊能者が行う霊視や透視は、自身の霊眼や心眼を通して「見る」行為になります。

一方でイタコの霊媒術は、霊体を自身に取り込む行為とも言えます。

霊体と自身が一体化して霊体の人生そのものを自分の中に流し込み、自分の血肉としてすべてを読み取ることで、文字通り降霊させた霊体の100％を知ることが出来るのです。

すべてを理解した上で相談者に送られる助言の数々は、当たらない訳がないとさえも言えるのではないでしょうか。

是非、電話越しでも変わらぬ熟練のイタコによる口寄せ霊媒術を、あなたも体験してみましょう。